ubuntu 14.04、16.04とUbuntu Desktopを使用した際に、L2TP/Ipsecを使用する方法を調べてきましたが、18.04 LTSでも設定方法はあります。しかし、以前と同様に標準ではその手段は用意されておらず、別途導入する形になります。
しかし、以前よりは導入も設定も簡単になっているような気がします。
過去に取り上げた記事は以下の通り。
過去記事
今回参照する記事は技評の記事になります。
第498回 Network ManagerのCLIクライアントでVPN接続をする:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社
対応方法
以下のコマンドを実行し、今回導入するパッケージのPPAの追加、およびパッケージ本体をインストールします。
sudo apt install software-properties-common
sudo add-apt-repository ppa:nm-l2tp/network-manager-l2tp
sudo apt update
sudo apt install network-manager-l2tp
設定方法
これで、NetworkManagerにVPN設定が追加されます。
あとは、設定 > ネットワーク > VPN から +ボタンをクリックすることで、VPN設定を始めることができます。
基本的には接続先となる、VPNサーバとの関係になるのですが、一点だけ以下の項目がWindowsなどとは違うと思います。
画像のようにIPsecのオプションを設定する項目があるのですが、
これは接続先のVPNサーバ側で指定されているパラメータを確認するようにしてください。
記入できる暗号化アルゴリズムについては、以下のWebサイトを確認してください。
これで基本的な設定は終わりです。あとは接続できるかどうか確認してください。接続できない場合は、VPNサーバ側のログを確認するなどして、設定した暗号化アルゴリズムなどに差異がないことを確認してください。