
はじめに
遅くなりましたが、12月13~14日、東京飯田橋インターネットイニシアティブ株式会社 本社/飯田橋グラン・ブルームで開催された、「LibreOffice Asia Conf x GNOME Asia Summit 2025」に参加してきました。
今回はOpenSource summitでお世話になった榎さんに誘われたこと、LibreOfficeに関する最新の情報を聞く機会は少ないこと、GNOMEに関するカンファレンスは貴重であること、先日参加したOpenSource Summitでだいぶ心の障壁が下がった英語カンファレンスに参加したいと思ったので、足を伸ばしてみることにしました。
公式サイト

イベント概要
両カンファレンスの共同開催
LibreOffice Asia Conferenceはアジア各地で定期的に持ち回り開催されていますが、GNOME Asia Summitが日本で開催されるのは貴重な機会とのことです。
参加者規模と雰囲気
スタッフを含めて70名程度?の参加者だったと思います。LibreOffice絡みなのか、Wikimediaの関係者も参加していたようで、和気あいあいとした雰囲気でした。小規模ならではのアットホームな雰囲気で、参加者同士の距離が近く、気軽に質問や意見交換ができる環境でした。
参加セッション・印象に残った内容
特に気になったセッションについて書いておこうと思います。
LibreOffice関連
- Vibe-debugging of LibreOffice
- LibreOfficeの開発現場でもバイブコーディングが活用されている実例についての発表でした。実際の開発プロセスでどのように使われているかが興味深かったです。
- Japanese Community Activities / How to Become a TDF Member
- 日本におけるドキュメントファウンデーションコミュニティの活動報告でした。
- Modern Text Rendering
- テキストレンダリングの実装について、特にアルファベットと比較してひらがなや漢字などの英語以外の文字をどのように処理しているかの技術的な解説でした。多言語対応の難しさと工夫を知ることができました。
- Contributing to LibreOffice is fun! Ups, Really?
- コミュニティに対するフォローアップやメンタリングの実践についての発表でした。貢献者をどのようにサポートしているかが参考になりました。
- Regeneration and Contribution from The Younger Generation in FOSS Projects
- ベテラン開発者だけでなく若い世代をFOSSプロジェクトに巻き込むための課題と解決策について、様々な角度から考察された発表でした。コミュニティの継続性を考える上で重要なテーマでした。
- From Awareness to Action: How to Grow LibreOffice in India
- インドにおけるLibreOfficeの普及状況とオープンソースへの関与について。地域ごとの課題や拡大戦略が興味深かったです。
GNOME関連
- Rocky Linux Factory Tour
- 日本でRocky Linuxの啓蒙・サポートを行っているBrianさんによる発表でした。Rocky LinuxがRHELとどう違うのか、どのように追従しているのかについて、ユーモアを交えながら分かりやすく解説されていいました。英語も聞き取りやすく、Open Source Summitでの経験が活きていると感じました。
所感・まとめ
Open Source Summitとの違い
Open Source Summit Japan(OSSJ)と比較すると、会場規模は小さく(各トラック1会場ずつ)、参加者数も少なかったです。しかし、LibreOfficeやGNOMEコミュニティの人たちとの距離が近く、一つの会場に集まることで活発なディスカッションが生まれていました。小規模ならではの濃密な意見交換ができる雰囲気が印象的でした。
英語カンファレンスへの慣れ
参加者の大半が日本語以外の話者だったが、リアルタイム翻訳を活用することでセッション内容を十分理解できました。OSSJに参加していた経験もあり、英語カンファレンスへの心理的な障壁がだいぶ下がっていることを実感しました。
今後のコミュニティ参加について
LibreOfficeはバージョンアップが早いソフトウェアなので、最新情報をキャッチアップする意味でも今後は積極的に参加していきたいと思います。積極的にコミュニティ活動に関与できるかは分かりませんが、こうしたイベントを通じて情報を得ることは継続していこうと思います。




