[ARM]FriendlyARM NanoPC-T3のベースイメージがAArch64になってた。

AIX、UNIX、LinuxARM

以前に上記のような記事を書いていましたが、その時に用意されたOSイメージは ARMv7 でコンパイルされていたため、ほとんど使用せずお蔵入りのような状態になっていました。

が、気が付いたらOSイメージがAArch64でbuildされるようになっていました。

公式のOSイメージ

GitHub - friendlyarm/sd-fuse_s5p6818: Create bootable SD card for S5P6818 boards
Create bootable SD card for S5P6818 boards. Contribute to friendlyarm/sd-fuse_s5p6818 development by creating an account...

Armbian

こちらもいつの間にか対応されており、また”SUPPORTED”扱いなので、とりあえずであれば使用できると思います。

POINT

まぁ今ならNanoPC-T4を購入した方が良いとは思いますが。

https://www.friendlyarm.com/index.php?route=product/product&path=69&product_id=225

実際の状態

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 18.04.3 LTS
Release:        18.04
Codename:       bionic
$ uname -a
Linux k8s-work5 4.14.131-s5p6818 #167 SMP Mon Jul 1 19:01:18 CEST 2019 aarch64 aarch64 aarch64 GNU/Linux
$ lscpu
Architecture:        aarch64
Byte Order:          Little Endian
CPU(s):              8
On-line CPU(s) list: 0-7
Thread(s) per core:  1
Core(s) per socket:  4
Socket(s):           2
NUMA node(s):        1
Vendor ID:           ARM
Model:               3
Model name:          Cortex-A53
Stepping:            r0p3
CPU max MHz:         1400.0000
CPU min MHz:         400.0000
BogoMIPS:            19.84
NUMA node0 CPU(s):   0-7
Flags:               fp asimd aes pmull sha1 sha2 crc32 cpuid

おお、ちゃんとAArch64でbuildされてる・・・。これで8coreが十分に使用できる、のかな・・・。ただ、メモリが1GBしかないので使用は限定されますが。

しかもよく見たらCPUについては、2socket, 4coreなんですね。今さらダイアグラムを確認してみましたが本当でした。

POINT

過去記事でも2socket, 4coreで出力されているのを見逃していました。

注)confidentialとか透かしが入っているので、問題があれば削除します。
http://wiki.friendlyarm.com/wiki/images/8/8b/SEC_S5P6818X_Users_Manual_preliminary_Ver_0.00.pdf

ちなみにhtopコマンドで確認してみた限りでは、コア別にCPU周波数は制御されないようです。

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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