メインメモリが不足しがちなRaspberryPiで、メモリを圧縮して使用することができる、zRAMという方法があったので、使用してみることにしました。
302 Found
手順
1. zRAMモジュールをロードする。
$ modprobe zram
$ lsmod | grep zram
zram 9387 1
zsmalloc 8135 1 zram
lzo_decompress 2380 1 zram
lzo_compress 2187 1 zram
2. zRAMデバイスを作成する。ここでは50MBのサイズで作成するが環境に合わせること。
echo $((50*1024*1024)) > /sys/block/zram0/disksize
3. 作成したデバイスについてスワップを有効にする。
mkswap /dev/zram0
swapon -p 10 /dev/zram0
4. 正常に稼働しているか確認する。
$ swapon -s
Filename Type Size Used Priority
/var/swap file 102396 0 -1
/dev/zram0 partition 51196 0 10
5. 問題なく導入できているようであれば、永続的に使用するよう、/etc/rc.local
に追記する。
modprobe zram &&
echo $((50*1024*1024)) > /sys/block/zram0/disksize &&
mkswap /dev/zram0 &&
swapon -p 10 /dev/zram0 &&
exit 0
これでスワップが発生した場合メモリの圧縮が働くので、メモリの使用量は普段よりも減少するはずですが、今のところ効果は確認できていません。
少しでもディスクへのI/Oを減らしたい場合は考慮してみるのもいいのではないでしょうか?