[アンチウィルス][Windows] Windows10 1903とAvira Antivirusの組み合わせだとCPUを無駄に消費する その3

Microsoft、WindowsSecurity

Windows10 1903とAvira Antivirus Pro 2019の組み合わせでCPUを大きく消費する問題を書いてきました。

その2までで結局問題は解消していないことを書いてきましたが、いつの間にやら問題が収まっていました。

問題が発生していた時じつはWeb Protectionコンポーネントが大きくCPUを消費していたのですが、その際、ある特定のアプリケーションの通信が引っかかっていたようで、そちらのアプリケーションの通信を抑制することで(通信量抑制モードが実装されていたので)ある程度軽減できていました。

このアプリケーションを例外に設定したり、スキャンの例外対象にしてもCPU消費率が下がることはありませんでした。この辺りの関係性がよく分かっていません。

でそれ以来そのままで放置するしかなかったわけですが、この記事を書いている現在、該当していたアプリケーションの通信量抑制モードを解除してもCPU消費率が上がったりする現象は発生しなくなっていました。

Windowsの7月の修正プログラム(KB4507453KB4506991)を適用したぐらいなのですが、KB4506991は.NET Frameworkに対する累積更新プログラムなので、影響があったと考えられるのはKB4507453の方ですかね。それらしい修正内容は見当たりませんが。

July 9, 2019—KB4507453 (OS Build 18362.239) - Microsoft Support
Learn more about update KB4507453, including improvements and fixes, any known issues, and how to get the update.
2019 年 7 月 10 日 - KB4506991 Windows 10 Version 1903 用の .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム - Microsoft サポート
Microsoft .NET Framework が入力を正しく検証しないときにリモートでコードが実行される脆弱性を解決します。

もしくはそれまでにAvira Antivirus Pro側で修正があったのか。ただ、こちらについてはその後、Avira側からは何も連絡が来ていないので可能性は低いでしょうね。

念のため記事現在のAviraのバージョンなどを書いておきます。

  • 製品バージョン: 15.0.1907.1514
  • VDFバージョン: 8.16.19.114
  • エンジンバージョン: 8.3.54.68

ということで事の顛末でした。

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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