
気が付いたらBIND 9.13.4がリリースされていましたね。
いつも通りcontainerイメージを作成したところ躓いたのでメモ。
何で躓いた?
BIND 9 Open Source DNS Server | Internet Systems Consortium
dockerでbuildした時のlogは以下の通り。
#9 108.2 checking for perl5... no #9 108.2 checking for perl... /usr/bin/perl #9 108.2 checking for python... no #9 108.2 checking for python3... no #9 108.2 checking for python3.5... no #9 108.2 checking for python3.4... no #9 108.2 checking for python3.3... no #9 108.2 checking for python3.2... no #9 108.2 checking for python2... no #9 108.2 checking for python2.7... no #9 108.2 checking for python support... configure: error: no; python required for dnssec-keymgr
少なくとも9.13.3まではpythonを導入していなくてもbuild出来たはずなんですが・・・
dnssec-keymgrという名称の通り、dnssecの鍵管理周りで使用するようになる、という理解で良いんでしょうか。
また、これ以外にもdnspythonとかplyなどのpythonモジュールも要求されるようになっていたので、字句解析とかも使用して鍵管理されそうな感じです。
とはいえ、最近のディストリビューションであればpythonはもとから入っているので困らないと思いますが。
私のようにAlpine linuxで作成したりするときに焦ったりするかもしれません。ちなみにAlpine LinuxにPythonを導入しようとすると、それだけで50MBほどサイズが肥大化するので、ちょっと考え物だったりします。
ただ、BINDの9.13系列はあくまでも開発版なので、将来バージョン(9.14?)で必ずしも必須になるかはわかりません。
追記(2019年4月10日):
どうやら9.14からはデフォルトでPythonが必要になったみたいですね。
Make install error compiling Bind 9.12.4 on RHEL 6.X
POINT
メーリングリストの文面にもあるように、”--without-python
“を付けてbuildするようにするのが良いようです。