Libre ComputerがKickstarterで募集していた、Tritium H3シリーズが手元に届いたので開封してみました。
Tritium H3シリーズは、その名の通りAllwinner H3シリーズのCPUを搭載した、ちょっと古いタイプのARM SBCになります。Cortex-A7なんで今さらという感はあります。ただ、なぜか一番上のグレードはH5を積んでいるという、謎のシリーズになります。
スペック
- Form Factor Compatible with Raspberry Pi® 2/3 Model B/B+
- Quad 32-bit or 64-bit Low Power Cores
- Quad or Hex Core 3D GPU with OpenGL ES 2.0
- Allwinner Display Engine 2 (DE2)
- H.265
- H.264
- HDMI 1.4 with up to 4K30 support
- DVP Parallel Camera Interface
- Up to 2GB DDR3
- Fast Ethernet
ただH5にしても、Orange Piなどは昔から搭載していますし、あっちの方が数も出回っていますので、Libre Computerはどうなんだろうという気もしますが・・・・
スペック的にもなにかとびぬけている感じでもありません。しかも、ネットワークについてもFastEthernetなので、今だとRaspberryPiにも負けていますね・・・ 諸々付いていて60ドルを安いとみるべきか、高いとみるべきか。
配布されているイメージについては、Armbianベースですね。ただし本家では配布されておらず、Libre Computerが独自にbuildしているイメージのようです。ただ、Orange Piなどもあるので、そのあたりはそのまま使えるかもしれませんが未確認です。
とりあえずどのように使用しようか検討中です。
<2018年6月24日:追記>
気が付いたらtesting扱いでダウンロードできるようになっていますね。今のところUbuntu 16.04 desktopとDebian 9 serverが配布されているようです。kernelは4.14.y系列で開発されています。