[Ubuntu][省電力] Ubuntu 13.04で省電力ツールJupiterの代わりにTLPを使用してみた。

2013-11-13 10:03:48UbuntuJupiter, power, ThinkPad, TLP, ubuntu, 省電力

以前、Ubuntu の省電力設定ツールとして「Jupiter」を紹介しましたが、現在はメンテナンスされておらず、レポジトリも更新されていないようで、Ubuntu13.10では使えないものとなっています。

そこで代わりの物がないか調べてみると、どうやら「TLP」という省電力ツールがあるらしいので、今度はそれを使用してみることにしました。

公式サイト

手順

1. 必要なパッケージを導入する。

sudo add-apt-repository ppa:linrunner/tlp
sudo apt-get update
sudo apt-get install tlp tlp-rdw smartmontools ethtool

ThinkPadを使用している場合は以下の方法がいいかもしれません。

sudo apt-get install tp-smapi-dkms acpi-call-tools tlp tlp-rdw smartmontools ethtool

2. TLPを使用する前に、UbuntuのデフォルトCPU周波数設定を削除する。

$ sudo update-rc.d -f ondemand remove
Removing any system startup links for /etc/init.d/ondemand ...

3. GUIは用意されていないので、設定ファイルを編集する。

sudo vi /etc/default/tlp

4. 以下の設定を編集する。

○TLPの有効/無効
 TLP_ENABLE=1(0で無効)

○File Systemの設定
 DISK_IDLE_SECS_ON_AC=0
 DISK_IDLE_SECS_ON_BAT=2
 詳細は「cat /usr/lib/pm-utils/power.d/laptop-mode」にありますが、デフォルトは5で設定されているようです。
 
○Dirty Page設定
 MAX_LOST_WORK_SECS_ON_AC=15
 MAX_LOST_WORK_SECS_ON_BAT=60
 カーネルは、プロセスが使用可能なシステムメモリの60%が汚れた情報で満たされるまで変更が、保存されていないファイルの情報を書き出すことを強制起動しないことを意味します。デフォルトは60のようです。
 
○使用状態によるCPU周波数設定
 CPU_SCALING_GOVERNOR_ON_AC=ondemand
 CPU_SCALING_GOVERNOR_ON_BAT=powersave
 他のパラメータは以下の通り
- ondemand: Dynamically switch between CPU(s) available if at 95% cpu load
- performance: Run the cpu at max frequency
- conservative: Dynamically switch between CPU(s) available if at 75% load
- powersave: Run the cpu at the minimum frequency

○ Cpu Cores/Hyper-Threads
 SCHED_POWERSAVE_ON_AC=0
 SCHED_POWERSAVE_ON_BAT=1
 軽負荷条件の下で使用されるCPUコア/ハイパースレッドの数を最小限に抑える。
 
 ○SATA aggressive link power management (ALPM):
 SATA_LINKPWR_ON_AC=max_performance
 SATA_LINKPWR_ON_BAT=min_power
 ALPMアグレッシブリンク電源管理(ALPM)は、必要なときにSATA AHCIコントローラがゼロのI/ Oアクティビティの期間中、非常に低電力モードにすると、アクティブな電力状態にディスクに接続するSATAのリンクを置くことができる仕組みです。
 
○PCI Express Active State Power Management (PCIe ASPM):
 PCIE_ASPM_ON_AC=performance
 PCIE_ASPM_ON_BAT=powersave
 ( default/performance/powersave )

○WiFi power saving mode
 WIFI_PWR_ON_AC=1
 WIFI_PWR_ON_BAT=5
 Linux 2.6.32以上、またはいくつかのアダプターでのみ有効になります。(1=disable/5=enable)
 
○Audio power saving for Intel HDA
 Enable audio power saving for Intel HDA, AC97 devices (timeout in secs). A value of 0 disables / >=1 enables power save.
 SOUND_POWER_SAVE=1
 
 Disable controller too (HDA only): Y/N
 SOUND_POWER_SAVE_CONTROLLER=Y
 
○Runtime Power Management for pci(e) bus devices
 RUNTIME_PM_ON_AC=on
  RUNTIME_PM_ON_BAT=auto
  
 Runtime PM for all pci(e) bus devices
 RUNTIME_PM_ALL=1
  すべてのPCI(e)のバスデバイス用ランタイムPM:0 =無効/1=有効。ただしこれは実験的なオプションです。障害を引き起こす可能性があり、システムが不安定になる場合があります。

○TLPの起動

sudo tlp start

○温度の確認

sudo tlp-stat -t

○バッテリー情報の確認

sudo tlp-stat -b

○現在の設定の確認

sudo tlp-stat -c

○無線関係の状態の確認

sudo tlp-stat -r

他にもいくつか設定項目がありますが、詳細については以下を参考にしてください。

参考:

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。

興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。

じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。

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2013-11-13 10:03:48UbuntuJupiter, power, ThinkPad, TLP, ubuntu, 省電力