[修正][CentOS6][NSD4] CentOS6にNSD4.0.0b4(マスター側)を導入してみた。

AIX、UNIX、Linux

マスターというかPrimary側にですが。

以前も記事を書きましたが、現在自宅のDNS構成は以下のようになっています(既に導入済みのものですが)。

home_dns.jpg

うちの場合、一つのサーバにキャッシュとコンテンツが同居し、マスター側はキャッシュであるunboundからstubで、コンテンツであるをBINDを、スレーブはNSD4を参照する構成を取っていました。

なぜマスター側もNSDにしていなかったかというと、上手いことZone転送がいかなかったせいでもあったのです。

というのもコンテンツであるNSDのポート番号が、通常とは違う(少なくとも53ではない)ことでうまいこと転送できていないというものでした。

これについてDNSではおなじみの@ttkzwさんに、教えを請う機会があったので聞いてみたところ、私の勘違いであることがわかり、ものすごく簡単に解決することが出来ました。

マスター側のconfig:

notify: 192.168.0.2@10053 NOKEY
provide-xfr: 192.168.0.2 NOKEY

気をつけなければいけないこととしては、notifyは、あくまでもZoneの通知を行う設定なのでポート指定まで込みで行う必要が有ること、provide-xfrについては、返ってくるxfrを受け取ることができるサーバを指定するということなので、ポートを指定する必要がないこと、ということです。

スレーブ側のconfig:

allow-notify: 192.168.0.1 NOKEY
request-xfr: AXFR 192.168.0.1@10053 NOKEY

スレーブ側は逆に、allow-notifyは、転送してくる受け入れるべきホストを指定するので、ポート番号を指定する必要がありません。request-xfrは、Zoneのxfrを返すべきホストを指定する必要があるので、ポート番号まで含めて指定する必要があります。

この設定を投入し、マスター側でnsd-control reloadなどを実行すると、スレーブ側のlogには以下のように出力されると思います。

[1372846658] nsd[2055]: info: Zone kometch.local serial 2013062906 is updated to 2013070301.
[1372846787] nsd[2055]: info: Zone 0.168.192.in-addr.arpa serial 2013062906 is updated to 2013070301.

私はこのポート指定する部分について勘違いをしており、両方共でポート指定をする必要があると勘違いしていました。しかし、これでうまくZone転送ができることが確認できたので、安心してNSDに移行することが出来ます。

このことで同じく悩んでいる方がいらっしゃいましたら、少しでも助けになれば幸いです。

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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