自宅環境に於けるZFSについてのメモ。

AIX、UNIX、LinuxSSD、HDD、Storage

カテゴリはLinuxとかになってますが、実際は自宅にあるFreeNAS 0.7におけるZFSについてのメモです。

去年、不完全とはいえFreeNASにZFSが取り込まれたことで、Software RAIDからZFSに組み替えたのですが、その時はWDC WD10EADSを3本でRAID-Zで組み替えました。

freenas:~# zpool list
NAME                    SIZE    USED   AVAIL    CAP  HEALTH     ALTROOT
zpool                  2.72T   2.15T    580G    79%  ONLINE     -
freenas:~# zpool status
  pool: zpool
 state: ONLINE
 scrub: scrub completed with 0 errors on Wed Jan  6 03:50:46 2010
config:

 

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        zpool       ONLINE       0     0     0
          raidz1    ONLINE       0     0     0
            ad4     ONLINE       0     0     0
            ad6     ONLINE       0     0     0
            ad8     ONLINE       0     0     0

気軽な気持ちで、HDDを一本追加しようと思ったのですが後の祭り。ちゃんとリファレンスを読んでいなかったので痛い目に遭うことになりました。

freenas:~# zpool add -f zpool /dev/ad10
freenas:~# zpool status
  pool: zpool
 state: ONLINE
 scrub: scrub completed with 0 errors on Wed Jan  6 03:50:46 2010
config:

 

        NAME        STATE     READ WRITE CKSUM
        zpool       ONLINE       0     0     0
          raidz1    ONLINE       0     0     0
            ad4     ONLINE       0     0     0
            ad6     ONLINE       0     0     0
            ad8     ONLINE       0     0     0
          ad10   ONLINE    0     0     0

ad10がraidz1に組み込まれない。何故と思ったのですが、以下のリファレンスを見つけて失敗したと思いました。

現時点では、RAID-Z 構成では次の操作がサポートされていません。
・追加のディスクを既存の RAID-Z 構成に接続する。
・RAID-Z 構成からディスクを切り離す。
・RAID-Z 構成からデバイスを完全に削除することはできません。この機能については、RFE (改善要求) が提出されています。

RAID-Z ストレージプールを作成する (Solaris ZFS 管理ガイド) – Sun Microsystems

この状態だと、ストレージプールの再構築からし直さないといけないんですね。色々、ZFSの利点ばかりが取り上げられていて、このような細かい制約に気がついていませんでした。友人のnanakaには悪いことをしました。

というわけで、現在は1TB 3玉のRAID-Zと、1.5TBのHDDの変則的な状態で稼働していることになります。早急に再構築をしようかと思います。

皆様、ご注意を。

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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