ちょいとQiitaを覗いていたところ気になった記事があったので試してみた。
はじめに
というのも弊ブログはAWS lighsailを利用させていただいているのですが、AWS lightsailはIPv4アドレスのみ利用できるだけでオプション等などでも今のところ付与させることは出来ません(Cloudfrontを利用する形や別のサービスの場合は付与できます)。
ところが
なんかお手軽に利用する方法はないかと思っていたのですが、Qiitaを覗いたところ以下のような記事がありました。
なるほど、コンテンツサーバ側で対応するのではなく、 DNSのAAAAリソースレコードにインターネットから到達可能なIPv6アドレスをつけることによって簡易的にIPv6で繋がるようにしているんですな。
機能自体の解説もQiitaの方にはしっかりと書かれておりますので、気になる方はご覧になってみてください。
設定方法
Qiitaのドキュメント通りですが非常に簡単です。そのまま引用させていただきます。
確認してみた
ということで、NAT64用IPv6アドレスを作成し、マネージドDNSサービスにて作成したNAT64用IPv6アドレスをAAAAレコードとして追加してみました。
$ ping6 2402:c800:fe01:64::blog.komeho.info PING 2402:c800:fe01:64::blog.komeho.info(2402:c800:fe01:64::36b2:a9e7) 56 data bytes $ dig blog.komeho.info. @2402:c800:fe01:a10::53 AAAA +short 2402:c800:fe01:64::36b2:a9e7
AWS lightsailでも見かけ上IPv6で接続できています。ここまで5分程度です。本当にお手軽に出来てありがたいです。
どうやら試験的に提供されているものらしいので2020年春ごろまでとのことですが、気になる方は確認し利用してみてはいかがでしょうか?
2020年8月15日:追記
2020年8月14日付で「Open NAT実験提供終了(8月末)のご連絡とJANOG46での発表について」という題でメールが届いていました。ついにOpenNAT実験が終了するそうです。
ただ今回の実証実験結果がJANOG46で発表になるらしいので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。