以前に
かつてUbuntuで省電力設定を行うために「TLP」というツールの紹介をしました。
ただし、このTLP省電力設定を粉うために、多くの設定項目があり、かつconfファイルを直接編集しないといけないため結構手間がかかるのが問題でした。
が、最近改めてUbuntuの環境設定を行っていたところ、TLPにUIから設定を行えるようになるTLPUIというPythonベースのUIが用意されるようになっていたので試してみることにしました。
公式サイトはGithubに用意されています。
GitHub - d4nj1/TLPUI: A GTK user interface for TLP written in Python
A GTK user interface for TLP written in Python. Contribute to d4nj1/TLPUI development by creating an account on GitHub.
がこのままだとPythonからの環境構築が必要なので若干手間です。
ということで、「“Linux Uprising” team」というチームが別途リポジトリを作成しており、こちらから簡単に導入することができます。
Linux Uprising in Launchpad
手順
Linux Uprisingチームのリポジトリを追加する
sudo add-apt-repository ppa:linuxuprising/apps
TLPUIのインストール
sudo apt-get update
sudo apt-get install tlpui
TLPUIの実行
コマンドで以下のように指定するか、プログラムからTLPUIを検索して起動してください。
tlpui

すると以下のようなUIが開きます。見ていただくと分かるように設定項目がON/OFFで選択できるようになっているほか、設定項目についても省電力が行えるハードウェア別に項目が用意され、それぞれに説明が付いているのでわかりやすいかと思います。

ちなみに手元の環境ではありますが、Ubuntu 19.04と19.10で動作することは確認しました。
参考:

TLPUI Is A Graphical User Interface For TLP Power Management Tool (Ubuntu Installation Instructions)
TLP is a command line tool and it doesn't come with a graphical user interface, but there is a third-party GTK GUI (written in Python) interface for TLP, called...