[備忘録][処方箋][自分用メモ] 177回目の投薬。イフェクサーからサインバルタに変更。

うつ
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名称色・形・記号用法服用タイミング
サインバルタカプセル20mg淡赤白色 / 微黄白色朝食後服用内服薬 2cap
ミルタザピン15mg(ニプロ)黄色錠剤就寝前0.5錠

睡眠はなんとか朝に起きることが出来、横になりさえしなければ眠気もなんとか耐えられるところまで来ました。

が、ちょいと兄弟間で喧嘩があったりとストレスを感じることもあり、また、朝から活動しようにもいまいち意欲が沸かない感じです。先生にもどうだろうか、と質問されても自信がないです、という風にしか答えられなかったので、イフェクサーからサインバルタに変更になりました。

ここから余談。

サインバルタとイフェクサー

抗うつ薬 国内3剤目のSNRIイフェクサーSR登場 サインバルタ以来5年ぶり | ぱっと見てわかる新薬リスト | ミクスOnline

サインバルタとイフェクサーともにSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬) に分類される薬剤で、抗うつ薬としては有名な薬ですね。日本で認可を受けたのはサインバルタが先で(その前にトレドミンがありますが)、その次にイフェクサーが認可されたものです。イフェクサーの方が後発ですね。

違い

サインバルタは、イフェクサーよりノルアドレナリン優位で、イフェクサーはSNRIの中でもセロトニン有意な薬。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)よりのSNRIというイメージらしい。

イフェクサーは初期用量はセロトニンが中心で、増量するにつれてノルアドレナリンの作用が強まっていく。

  • サインバルタ: セロトニン:ノルアドレナリン => 効果比率は9:1
  • イフェクサー: セロトニン:ノルアドレナリン => 効果比率は30:1

イフェクサーの副作用として、嘔吐や下痢といった胃腸障害、睡眠が浅くなる不眠があり(これらはセロトニンへの効果が強く出るためらしい)、また長期に服用すると離脱症状が出やすいなどがあるそうです。

サインバルタは躁転したり突発的な自殺衝動、下痢や吐き気などの胃腸障害、眠気、頭痛、などもあるようで副作用自体もイフェクサーと似た感じですね。資料によっては離脱症状はサインバルタの方が強く出る、とあったりしますが、この辺りはどうなんでしょう。

セロトニン、ノルアドレナリン

  • セロトニン(不安や落ち込み)
  • ノルアドレナリン(意欲や気力の低下)

今まではイフェクサーを増量することでノルアドレナリンの作用を期待していましたが、サインバルタの方が強くその効果が期待されることから、今回こちらに変更になりました。ただ効果比率が高いため、まずは少量からということで2capです。

カリフォルニアロケット療法

以前までのイフェクサーとリフレックスの組み合わせは相性が良いらしく、これを利用したうつ病治療のことをカリフォルニアロケット治療、と呼ばれるようです。

重度のうつ治療にも用いられるようですが、自分の場合は相性が悪かったのか好転せず。

カリフォルニア・ロケット - Wikipedia
この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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