はじめに
最近、グリスではなく炭素繊維を使用したCPU冷却シートが販売されているのに気が付きました。
最初はそのまま、Thermal GrizzlyのCarbonautを購入しようかと思ったのですが、海外のレビューサイトを見ていると、あまり良い評価ではない感じでしたので、そこで比較対象になっていたInnovation CoolingのGraphite Thermal Padを購入することにしました。
公式Webサイトなど
公式Webサイトはこちら。
海外のレビューサイトなどを含めてはこちらの感じ。実際に決め手になったWebサイトはあとから検索したら見つからず・・・。
スペックなど
今回はHaswellなCPUを使用しているPCに使用する予定でしたので、30 x 30 mmなサイズのシートのものを購入しました。
Carbonautと違う点は熱伝導率ぐらいですかね。
Thermal Grizzly Carbonaut 32×32×0.2 | IC GraphiteThermal Pad | |
熱伝導率 | 62.5W/m・k | 35 W/m・K |
性能だけ見ると、 Thermal Grizzly Carbonaut が圧倒的ですね。まぁ後発の製品なんでそのあたりはそうなんでしょうけど。
適当だけど確認してみた
作業前の状態はこちら。Open Hardware Monitorで、かつアイドル状態の時の様子です。室温は25℃/湿度64%でした。
このとき、グリスの状態は出荷から3年が経過しているためかカピカピに乾いている状態でした。
次に、IC Thermal Padに置き換えてからの状態です。室温は上記の状態と変わらずでした。
ほとんど誤差の範囲と言ってもいい感じですかね。1℃ほど低いようにも見えますが、アイドル状態についてもうまいこと一定にならないのと、自分の環境が適当なのもあって、大体の目安ということにしておいてください。
ただ、先にも書きましたとおり交換前の状態としてCPUグリスはカピカピの状態で完全に乾いている状態でした。そういうことから若干の性能劣化はあったのではないかなーと思います。そういう状態から、まぁ炭素繊維とはいえ万全なCPU冷却シートへの置き換えができたことから、十全に性能を発揮できるようになったという心理的安心材料を買えたのではないかとも思います。
ここまで来ると、Thermal Grizzly Carbonautとの比較はしてみたくなりますねー