最近Ubuntuのネットワーク設定については、systemd-networkdを使用するようにしています。
こちらについては記述が簡単なので重宝しています。
systemd-networkdのオプションについては、ArchWikiがかなりの情報で掲載されているのですが、英語版にしかない記述もあったりで、かなり困ったのでメモしておきます。
systemdファイル
/etc/systemd/network/wired.network [Match] Name=enp1s0 [Network] DHCP=no IPv6PrivacyExtensions=false IPv6AcceptRA=false Address=10.1.10.9/24 Gateway=10.1.10.1
個人的に多く使用するのは以下のオプションです。
- DHCP
- IPv6PrivacyExtensions
- IPv6AcceptRA
[Network]セクションで良く使用するパラメータ
DHCP
「DHCP」はDHCPの使用の有無です。これについては、ipv4としてするだけで、片方のプロトコルのみDHCPを使用するということが出来ます。
IPv6PrivacyExtensions
「IPv6PrivacyExtensions
」は俗にいうtemporary address
のことです。Desktopなどを使用しているときは重宝しますが、サーバのときは使用しないので、基本的にはfalseにしてあります。systemd-networkdを使用しているときは、カーネルチューニングの「net.ipv6.conf.default.use_tempaddr
」が効かないので、こちらで設定する必要があります。
IPv6AcceptRA
「IPv6AcceptRA
」は、ipv6 RAを受信するかどうかになります。基本的にIPv6環境を構築しているときはルーターなどからRA広告を受けるような環境が多いと思うのですが、こちらについてもstaticで設定する場合は不要なので、falseにしてあります。
上記と同様にカーネルチューニングの「net.ipv6.conf.all.accept_ra
」が効かないので、こちらで設定する必要があります。
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