PC Junkie Rev3.0
Routerboardは海外の製品ということを思い出させる製品。
というのも最近は聞かなくなったMTUとMRUの設定値の問題です。
というのも日本においてはPPPoE接続環境は、他の国と比較した場合少々特殊であり、ADSL時代には色々と設定値が違うという時もありました。
そして、その海外とは違うということがRouterboardにも当てはまってしまうことがあります。
というのもRouterboardのMTU/MRUのデフォルト値は1480なのです。
日本の大部分の方が使用されているNTTフレッツ環境においては、1454が基本設定値であり、この部分の設定を忘れてしまうと、正常な通信が出来なくなることになります。
POINT
具体的にはスループットが出ないことや、コンテンツの正常なダウンロード・アップロードが出来ないなどの症状が出ることがあります。
設定について
ですので、Routerboardを入手してPPPoE接続を行うときには必ず以下のようにコマンドで設定するかWebfigなどのGUIで設定するときには値を変更するのを忘れないようにしてください。
/interface pppoe-client
add ac-name="" add-default-route=yes allow=pap,chap,mschap1,mschap2
default-route-distance=2 dial-on-demand=no disabled=no interface=""
keepalive-timeout=60 max-mru=1454 max-mtu=1454 mrru=1600 name=hoge password=hoge
profile=default service-name="" use-peer-dns=yes user=hoge
具体的には以下のパラメータの設定変更を行う必要があります。
- max-mru=1454
- max-mtu=1454
ADSL時代はチューニングやら規格やら乱立していて、1448だったり1456だったり1474だったりと色々とあったことを思い出します。今は自動的に設定してくれるので、最近の機材から触り始めた人には馴染みの浅い部分でしょう。
参考:
Maximum Transmission Unit - Wikipedia
MTUとMRUについて /
http://www.yakura.jp/adsl/mtu/index.htm
2019年8月20日:追記
こちらも関係がありますのでご確認ください。