自宅のESXi環境としてHP ML110 G6を使用しているのですが、メモリを32GB搭載するとなぜか以下のメッセージが出力されて起動出来ないトラブルに泣かされていました。
元々HCLに未掲載のハードウェアで動作させているのでアレコレ言える立場ではないのですが、どうにかして動作させようと調査していたところ、上記のWebサイトを見つけることが出来ました。
そして対処方法は以下の通り。
引用元:VMware Communities: ESXi5 error loading /s.v00 fatal error 6
The fix for me was to go to the BIOS, and turn off the below options
Under CPU Information
Adjacent Cache Line Prefetch == TURN THIS OFF
Hardware Prefetcher == TURN THIS OFF
Demand-based Power MGMT == TURN THIS OFFReboot, resume the installation
ようするにBIOSにて以下の3項目をDisabledにすることで動作するようになるとのこと。
- Adjacent Cache Line Prefetch
- Hardware Prefetcher
- Demand-based Power MGMT
自宅環境で試したところ問題なく起動するようになりました。
しかしながら、vSphere Clientの「電力管理」からアクティブなポリシーが選択不可になっていました。ですので省電力周りについてはデメリットになるでしょう。
なお、自宅環境で気がついたことがあるのですが、この対応をしてからゲストOSの動作レスポンスが若干上がったようです。CPUの省電力機能を使うことで、クロックが細かく制御されることがレスポンスに影響を与えていたのでしょうか? この辺りは追々調査していきたいです。