X61sにSSDを導入したのですが、最近のWindows7などと同様、SSD向けの設定?のようなものがあるようです。
しかしながら自動的にその設定が適用されるわけではなく、所々設定を実施する必要があるようなので調べて実施してみました。
結論から言うと、他のWebサイト様に色々あったものをそのまま使わせて頂きました。

手順
1. /etc/fstabに以下の文言追記
UUID=44464ea9-2560-4ba1-ab4f-0ecb1d78b072 / ext4 discard,noatime,errors=remount-ro,user_xattr 0 1
discard
:Ext4環境において、Trimコマンドを有効にするオプションnoatime
:読み込みが発生する度にファイルの最終アクセス時刻が更新されるのを無効化する
2. /tmpをtmpfsとしてマウントする。
細かく言うと/etc/fstab
に対して以下のように編集追記する。サイズに関しては自分の都合のよい数字で調整してください。
# /tmp tmpfs
tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=512m 0 0
ちなみに参考にさせていただいたWebサイトにもあるのですが、/var/tmp
はtmpfs
にはしない方がいいようです。FHS(Filesystem Hierarchy Standard)に反しているのだとか。
引用元:Filesystem Hierarchy Standard
/var/tmp : Temporary files preserved between system reboots
3. OSのキャッシュの書き込みの頻度調整
標準ではキャッシュされた書き込み処理は500ミリ秒毎にディスクに書き込まれるそうです。ですので、それを1500ミリ秒程度に変更するのが良いそうです。
このあたりはpowertopコマンドを使用した際も推奨される?数値かと思います。
vm.dirty_writeback_centisecs = 1500
4. swap領域の制限
SSDにswap領域を作成させないようにするため、以下のように記述するのが良いようです。
vm.swappiness = 20
上記の追記ができたら、PCの再起動を行うか、以下のコマンドを実行する。
sudo sysctl -p
色々なWebサイトを見ると、0にすることでスワップさせないようにもできるようですが、この値は搭載している物理メモリ量に応じて個々に調整していただければと思います。
ここまでザーッと見た感じですと、WindowsでSSDを搭載した際に直接書き込みする量と頻度を下げる方法と同じなのだなと思いました。
他にもこんな設定があるよ、とかあれば教えていだけると助かります。
自分のほうでも新しく見つけたものについては、記事を書いていこうと思います。
追記:2013年12月22日
SSD向けにTrim設定を行う方法を追記しました。
他に参考にしたWebサイト。
D: Software/Init – Debian GNU/Linux スレッドテンプレ /
http://debian.fam.cx/index.php?Software%2FInit#de49560e