日本Unboundユーザー会
日本Unboundユーザー会
最近、DNSキャッシュサーバーという表記に惹かれて、自宅のCentOS 5.2に導入してみた。
一時期DNSキャッシュポイズニングというDNSのキャッシュを悪用したものが流行っていたが、それに対応されたもののようです。内部に置くことで、外部のDNSキャッシュサーバへ名前解決が早くなると言うことで、興味本位で導入してみました。
以下、参考にしたホームページ。
第1回 5分でわかるUnbound | gihyo.jp
本特集では、次世代DNSサーバソフトウェア「Unbound」にフォーカスし、機能や特徴を解説しながら、実際の運用ノウハウについてお届けします。第1回目はUnboundの基礎知識について解説します。
@IT:DNSリゾルバのニューフェイス「Unbound」(1/2)
Unboundをインストールしてみた – 自宅サーバでやってみる /
http://can.fujitoko.com/unboundinst.html
ちょっと長くなるので、追記の方に導入編を書いておきます。
手順
1.必要パッケージの導入。
日本Unboundユーザ会のホームページからパッケージをダウンロードしてくる。
# wget http://unbound.jp/files/rpm/RPMS/ldns-1.4.0-1.el5.centos.i386.rpm
# wget http://unbound.jp/files/rpm/RPMS/unbound-1.1.1-1.el5.centos.i386.rpm
2.パッケージのインストール
# rpm -ivh ldns-1.4.0-1.el5.centos.i386.rpm
# rpm -ivh unbound-1.1.1-1.el5.centos.i386.rpm
3.設定ファイルの編集
以下は導入するサーバのIPアドレスが192.168.1.1/255.255.255.0
の場合を想定しています。
interface:192.168.1.1
do-ip4: yes
do-ip6: no
access-control: 192.168.1.0/24 allow
4.設定ファイルのミスの確認
# unbound-checkconf
# 編集ミスがない場合
unbound-checkconf: no errors in /var/unbound/unbound.conf
# 編集ミスがある場合
/var/unbound/unbound.conf:154: error: syntax error
read /var/unbound/unbound.conf failed: 1 errors in configuration file
5.サーバのDNS参照IPアドレスの変更
# 参照先のIPアドレスを自分のIPアドレスに変更する。
nameserver 192.168.1.1
6.Unboundの起動
# /etc/rc.d/init.d/unbound start
unbound を起動中: [ OK ]
# ps -ef | grep unbound
unbound 2770 1 0 19:14 ? 00:00:00 /usr/sbin/unbound
7.名前解決が出来るか確認
# nslookup
> www.google.com
Server: 192.168.1.1
Address: 192.168.1.1#53
Non-authoritative answer:
www.google.com canonical name = www.l.google.com.
Name: www.l.google.com
Address: 66.249.89.147
Name: www.l.google.com
Address: 66.249.89.99
Name: www.l.google.com
Address: 66.249.89.104
8.OS起動時の自動起動設定
# chkconfig unbound on
# chkconfig --list | grep unbound
unbound 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
以上でUnboundの導入は完了です。
あとは参照するPCのネットワーク設定からDNSのIPアドレスを導入したPCのIPアドレスに変更しておきましょう。