
はじめに
実は今までノイズキャンセリング機能が付与されたイヤホンやヘッドホンを使用したことが無かったのですが、今更ながら気になっていたEarFun Tune Proを購入してみました。
最大120時間というバッテリー持ちを謳う本製品ですが、個人的には良い買い物が出来たかなと思います。
同メーカーのWave Proとも迷いましたが、オーディオコーデックよりも稼働時間の長さを優先して選びました。毎日の通勤や在宅勤務での使用を想定しているため、実用性を重視した選択です。
製品スペック


項目 | 仕様 |
---|---|
Bluetooth | 5.4対応 |
バッテリー容量 | 1100mAh |
再生時間 | 最大120時間(ノイズキャンセリング使用時:80時間) |
ノイズキャンセリング | ハイブリッド式、最大45dB低減 |
ドライバー | 40mm径PET複合膜 + 10mm径LCP高分子材料 |
マイク | 5基内蔵(AI技術によるクリアな通話) |
特殊モード | シアターモード、ゲームモード |
接続 | マルチポイント対応、USB-C&AUX有線接続 |
アプリ対応 | EarFun Audioアプリ |
使ってみて良かった点
1. 驚異のバッテリー持ち
まず最大の特徴である、120時間のバッテリー持ちについて。1週間程度使用していますが、まだ充電の必要性を感じていません。都内の移動(往復約1時間)で使用していますが、バッテリー残量を気にすることなく使えるのは本当に快適です。
ただバッテリー残量についてはアプリからしか確認は出来そうもありません。

2. 効果的なノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングには3段階(ノーマル、風ノイズキャンセリング、ディープ)があります。通勤電車内ではノーマル設定だけでも周囲の騒音がかなり軽減され、静かな環境で音楽を楽しめます。
風ノイズキャンセリングは屋外での使用時に役立ちそうですが、まだ風の強い日に試す機会がありませんでした。

3. 便利なマルチポイント接続
スマートフォンとノートPCの両方に接続しておき、必要に応じて切り替えられる機能は想像以上に便利です。ノートパソコンでの使用を考えると、PCでのWeb会議から音楽鑑賞へのスムーズな切り替えが可能で、仕事の効率アップにもつながりそうです。
4. 音質はある程度調整できる
40mmと10mmのデュアルドライバー構成により、低音から高音まで幅広くバランスの取れた音質を実現しています。特に低音の迫力は予想以上で、映画やゲームでも十分に楽しめるレベルです。
EarFun Audioアプリでイコライザー設定を調整することで、さらに自分好みの音質にカスタマイズできますが、今のところ自分なりのチューニングを見つけられていません。

気になった点
1. バンドの側圧問題
他のレビューでも指摘されていますが、ヘッドバンドの側圧がやや強めです。特に眼鏡を使用している私の場合、2〜3時間の連続使用で耳と頭に軽い痛みを感じることがあります。
今のところ、ヘッドバンドを少し広げて「慣らす」ことで徐々に改善しています。具体的には、使用しない時に箱や本など適度な幅のあるものにかけておくと、少しずつ側圧が緩和されてきましたが、あまり長時間のリスニングは向かなそう気がしています。
2. イヤーパッドの蒸れ
イヤーパッドが合成皮革製のため、現在の季節は問題ありませんが、夏場は蒸れが気になりそうです。長時間使用時の快適性を考えると、対策が必要だと感じています。
対策: 通気性の良いメッシュ素材のイヤーパッドカバーを購入する予定です。具体的にはmimimamoがサポート対象としてあげているので、これを適用するのが良さそうです。
まとめ:
EarFun Tune Proは、バッテリー持ちとノイズキャンセリング性能を重視する方には特におすすめのワイヤレスヘッドホンです。側圧の問題やイヤーパッドの素材などいくつかの気になる点はありますが、対策も可能で、総合的に見れば非常にコストパフォーマンスの高い製品かな感じています。
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