始めに
そもそもモダンスタンバイとは
モダンスタンバイ時には、システムはアイドル状態(モダンスタンバイではこれをDRIPS、Deepest Runtime Idle Platform Stateと呼ぶ)とアクティブ状態の間を行き来する。ただし、どちらの場合も画面はオフのままである。このため、ユーザーからはスリープ(あるいは電源オフ)のように見える。モダンスタンバイ中にアクティブになるのは、以下の場合だ。
・ネットワークデバイスからの割り込み
・バッテリなど電源関連デバイスからの割り込み
・キーボードなどユーザー入力デバイスからの割り込み(モダンスタンバイの解除)モダンスタンバイのアクティブ状態になるとプログラムコードが動作し、割り込みを処理したり、登録されているバックグラウンド処理などを起動する。また、上記とは別にカーネルのメンテナンスタスクを実行するため定期的(30秒に一回程度)にアクティブ状態に入る
https://ascii.jp/elem/000/001/946/1946966/
確認方法
管理者権限で起動したコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
Powercfg.exe sleepstudy
すると以下にHTMLファイルの形でレポートが作成されるのでブラウザなどで開きます。
C:\WINDOWS\system32\sleepstudy-report.html
実行されたPCについての情報が羅列され、、また電源関連のイベントなどが出力されているのが分かると思います。
またモダンスタンバイ対応PCだと、実際にどのプログラムがどんな動作によってどの程度の電源を消費したかを詳細に確認することが出来ます。
参考先ではモダンスタンバイ期間中にバッテリの残量が減っていったかも確認できるようですが、手元の環境ではモダンスタンバイに入った機器がなかったの確認できませんでした。
まとめ
以前にイベントビューアから電源管理のイベントを確認する方法について記事を書きましたが、今回の方法はモダンスタンバイだけでなく電源管理関連のイベントを確認することが出来るのと、イベントを詳細に確認することが出来るので、こちらを活用する方が良いかもしれません。