先日、add-onの中間証明書の問題などで大きなトラブルが発生していましたが、このタイミングでFirefoxで使用するadd-onの見直しをすることにしました。
セキュリティ系
Certainly Something (Certificate Viewer)
SSL証明書などの証明書の情報について標準でも証明書を確認することは出来ますが、情報を確認するまでのステップが多いため若干確認しずらいと思います。このadd-onは証明書の情報を一覧にして確認しやすくするものです。アドレスバーから確認できるようになります。
DNSSEC
閲覧しているWebサイトがDNSSECに対応しているかどうか、アドレスバーにアイコンが表示されるようになります。
Firefox Multi-Account Containers
閲覧している状態をcontainer単位に分割し情報を制限することで、セキュリティを確保するもの。Webサービス単位に特化したアドオンもあるので、利用を限定できているのであればそちらでも大丈夫かも。
PunyCode Domain Detection (Alpha)
punycodeと呼ばれる国際化ドメイン(IDN)が使用されているWebサイトについて警告をしてくれる。日本だと日本語ドメインなどと呼ばれてサービスされている。
国際化ドメインを悪用してフィッシング詐欺などにも用いられることもあるので、警告はありがたい。他にも「IDN Safe」、「IDN-warner」などもある。
Privacy Badger
EFF財団が提供しているadd-on。Webサイトのcookieを細かく制限できる。不必要にcookieを渡したくない場合は良いかも。
Hide Punycode sites on Google Search
そもそもGoogle検索の結果に国際化ドメインを使用しているWebサイトを表示させないようにする。
Smart HTTPS
接続先のWebサイトに応じて、httpsで接続することを強制したりする。有名なツールに「HTTPS everywehere」がありますが、こちらは未登録サイトであってもまずはhttpsでの接続を試みるので、自動化したい場合はこっちが良いかも。
Smart Referer
Webサイトを閲覧するときにサーバ側へ渡すパラメータのrefererを書き換えたりできる。
Trace – Online Tracking Protection
Specific Tracking CookiesやWebRTC Leakageなどのヘッダーの制限などができる。対象のパラメータについてはオンラインでリストが更新されるので、提供されている限りは最新の設定を確保できるかも。一部の設定については有料になっている。
URL analyzing with VirusTotal™
リンクを右クリックすることで、VirusTotal経由でセキュリティチェックができる。
タブ操作系
Auto Tab Discard
多くのタブを開いている場合、アクティブになっていない時間が一定時間経過すると、該当のタブをサスペンド状態に移行し、メモリの消費量を抑制しようとする。
Load Background Tabs Lazily
複数のリンク先を開くときに、一斉にWebサイトを読み込むのを制限する。
Tab Mix – Links
昔から有名だったTab Mix plusのWeb Extension版。タブの操作やタブの動作を変更する。
Tab Session Manager
タブやセッションの状態を一定時間毎に保存し、必要な時に復元したりできる。標準でもセッションマネージャが搭載されているが、こちらで拡張しておいた方が良いと思う。
ブックマーク系
Bookmarks Organizer
ブックマークのリンク切れをチェックしたり、重複して保存したりしているのをチェックできる。
サービス系
Enhancer for YouTube™
シネマモードを使用できるようになったり、音量を保存して再生できるようになったりする。個人的に優先的に高ビットレートで再生できるようにしたりできるのが便利だと思っている。
Evernote Web Clipper
言わずと知れたEvernoteのツール。閲覧中のWebサイトなどをEvernoteにクリップできる。
IPvFoo
閲覧中のWebサイトにIPv4かIPv6で接続しているかを確認できる。アドレスバーにアイコンが表示されるため、一目で確認できるようになるのは便利。
ゴシップサイトブロッカー
Google検索の結果から有害なサイトなどを隠したりできる。自分でWebサイトやドメイン単位でブロックすることも可能。
その他
Bitwarden – 無料パスワードマネージャー
パスワードマネージャーは複数ありますが、サーバも自分で構築できるbitwardenを選択。この辺りは個人の好みで大丈夫だと思う。
Format Link
文字列をコピーするときに、テンプレートに合わせる形で文字列を整形できる。ブログ記事を書くときにサッとコピーして貼り付けるだけとかにできるので便利。
Simple Translate
Webページ上の選択されたテキストを翻訳できる。ツールバーポップアップにテキストを入力して翻訳もできる。