Building a Server – SpiderOak Blog /
https://blog.spideroak.com/20090123001000-building-a-server
とある事情により、Dellに装着されるRAIDカード、H700に触る機会があったのですが、最初装着されているHDDを全て多々ぶら下げた状態にし、それらをZFSでまとめて使用するつもりだったのですが、LSIからのOEMであるH700でDirect Mapping Modeを使用すると以下の様なエラーメッセージに遭遇しました。
長い前置き
Attached Enclosure doesn’t support in controller’s Direct mapping mode
Please contact your system support.
System has halted due to unsupported configuration.
どうやら調べてみたところH700自体にはHBAとしての機能がないらしく、Direct Mapping Modeは有効にならないようでした。
でここからが問題だったのですが、Direct Mapping ModeをRAID Configurationから再度無効にしたのですが、上記のエラーメッセージが消えなくなったしまいました。
こうなるとディスクが見えないどころか、エラーメッセージで起動すらしなくなってしまったので頭を抱える事態になってしまいました。
参考にしたページによるとWebBIOSやPrebootCLIにて対処するように書いてあるのですが、OEMであるH700にはそれらの機能が無効化されているらしく、どうにも実行できないようでした。
もしかしたらFirmwareを書き換えたりすることが出来るのかもしれませんが・・・
とりあえず参考にしたページにエンクロージャーからSASケーブルを抜くことで、上記のエラーメッセージを回避することができることが分かりました。さらに調べてみたところ、Linuxを立ち上げて直接megaCLIと呼ばれるLSI RAID専用のコマンドを叩くことで対処することができることが分かりました。
しかし、今のままではディスクが認識できないのでLinuxすらインストール出来ません。とりあえずUbuntuであればLive CDになっているのでMegaCLIさえ導入できれば良さそうに思えました。
しかしながらLSIに用意されているMegaCLIのLinuxパッケージにはUbuntu用が用意されていないようでした。
同じようなことを考えている人がいるらしく有志でパッケージをメンテしている人がいたようなので、そちらを利用することでMegaCLIを導入することが出来ました。
手順
1. 以下を編集する。
sudo vi /etc/apt/sources.list2. 以下の文言を追記する。
deb http://hwraid.le-vert.net/ubuntu precise main3. 以下のコマンドを実行する。
wget -O - http://hwraid.le-vert.net/debian/hwraid.le-vert.net.gpg.key | sudo apt-key add -
sudo apt-get update
sudo apt-get install megacli4. Direct Mapping Modeを無効化するため、以下のコマンドを実行する。
sudo megacli -DirectPdMapping -Dsbl -a05. 再起動が促されるので、再起動する。この際LiveCDを抜きBootが失敗することを確認し一旦電源を落とす。
6. 抜いておいたSASケーブルを再度エンクロージャーに接続し、電源を投入する。
7. 止まっていたエラーメッセージが出力されないことを確認する。
これで一連のエラーメッセージの対応になります。
もう少しシンプルな方法があるのかもしれませんが、もしご存じの方がいらっしゃいましたらぜひご教示ください。
売り上げランキング: 16421
売り上げランキング: 17145
