[MikroTik][Routerboard] MikroTik製品でNTP機能を使用する方法。 #routerboard

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sntp1.png

通常、RouterOSはSNTP Client機能を標準で提供していますが、RouterBoard自身がNTP Serverとしての機能を提供したいという時もあると思います。

そういう時は、Mikrotik社のWebサイトから「All Packege」ファイルをダウンロードし、その中にあるNTPパッケージをRouterboardにuploadします。uploadする方法については、FTPやSCP、Winboxからのドラッグ・アンド・ドロップでも対応できます。

ファイルをuploadすることが出来たら、一度Routerboardを再起動します。そうしないとパッケージが有効になりません。

ntp3.png

再起動を行って再度WinboxやWebfigで接続すると、「System」配下に、「NTP Client」と「NTP Server」が追加されていると思います。
NTP Serverについては、以下の画像の通り有効化し、どのプロトコルでNTPを提供するかを選択します。

ntp2.png

NTP Clientについては、通常はunicastを選択し、NTPサーバを指定します。たしか、RouterOSのバージョンが6.4からはIPアドレスを直接指定しなくても良くなったはずなので、「ntp.nict.jp」や「ntp.jst.mfeed.ad.jp」を指定し、Applyをクリックします。そうすると、自動的にResolveされて、IPアドレスに変換されます。

コマンドで指定する場合は、以下のように行います。

[admin@MikroTik] > /system ntp client set enabled=yes mode=unicast \
primary-ntp=[:resolv ntp.nict.jp] secondary-ntp=[:resolv ntp.jst.mfeed.ad.jp]

SNTP Client機能だけだと物足りないなぁという人は以上のように、NTPパッケージを使用してみては如何でしょうか?

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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