
通常、RouterOSはSNTP Client機能を標準で提供していますが、RouterBoard自身がNTP Serverとしての機能を提供したいという時もあると思います。
そういう時は、Mikrotik社のWebサイトから「All Packege」ファイルをダウンロードし、その中にあるNTPパッケージをRouterboardにuploadします。uploadする方法については、FTPやSCP、Winboxからのドラッグ・アンド・ドロップでも対応できます。
ファイルをuploadすることが出来たら、一度Routerboardを再起動します。そうしないとパッケージが有効になりません。

再起動を行って再度WinboxやWebfigで接続すると、「System」配下に、「NTP Client」と「NTP Server」が追加されていると思います。
NTP Serverについては、以下の画像の通り有効化し、どのプロトコルでNTPを提供するかを選択します。

NTP Clientについては、通常はunicastを選択し、NTPサーバを指定します。たしか、RouterOSのバージョンが6.4からはIPアドレスを直接指定しなくても良くなったはずなので、「ntp.nict.jp
」や「ntp.jst.mfeed.ad.jp
」を指定し、Applyをクリックします。そうすると、自動的にResolveされて、IPアドレスに変換されます。
コマンドで指定する場合は、以下のように行います。
[[email protected]] > /system ntp client set enabled=yes mode=unicast \
primary-ntp=[:resolv ntp.nict.jp] secondary-ntp=[:resolv ntp.jst.mfeed.ad.jp]
SNTP Client機能だけだと物足りないなぁという人は以上のように、NTPパッケージを使用してみては如何でしょうか?