[追記あり][Zabbix][NTP] ZabbixでNTPの状態について監視するようにしてみた。その2。

zabbix

前回上記のような記事を書きましたが、Zabbixでいつもお世話になっている、自宅ラック勉強会の@qryuu さんから、以下の様なアドバイスが。

system.run とは

system.runってなんだろうと思って調べてみたところ、ホスト上で引数指定されたコマンドを実行する、というものだったんですね。知りませんでした。

今回のように、短いワンライナーで書けるようなコマンドであれば、こちらの方がzabbix_agent.d配下にファイルを個別に用意しなくてもよい、コマンドのタイムアウトを心配する必要がない、などメリットが大きいと思います。

2 アイテム

また、今回の場合は「Zabbixエージェント(アクティブ)」を指定する関係上、何か変化があればエージェント側から通知を出してくるので、いち早く変化に気が付きやすいというメリットも有ると思います。

ただし、上記を使用するには以下のように設定を変更する必要があります。

設定について

1. エージェント側のzabbix_agentd.confの以下の部分を変更し、system.runコマンドが使用できるようにする。

-EnableRemoteCommands=0
+EnableRemoteCommands=1

2. zabbixエージェントサービスの再起動を実施する。

/etc/init.d/zabbix-agent restart
Shutting down Zabbix agent:                                [  OK  ]
Starting Zabbix agent:                                     [  OK  ]

3. 以下の様な感じでアイテムを登録していく。
キー:

system.run[ntpq -p|grep * |awk '{print$9}']
zabbix_ntp2_1.png

こうすれば以前は個別にファイルを呼び出していたのが解消され、手順が大分簡略化されると思います。ただし、これもホスト上でZabbixユーザが実行できることが前提なので、必要に応じてグループなどに追加する必要はあると思います。

なお、copyright by 自宅ラック勉強会(@qryuu)で、更に私が改変許可を頂いたテンプレートを以下に置いておきます。快く承諾してくださった@qryuu さんには感謝いたします。

zbx_export_templates_NTP_20130622202633.xml

zabbix_ntp2_2.png

テンプレートを適用すると以下の様なグラフが生成できるようになると思います。また今回のテンプレートにはプロセス監視も入っているので、有効活用していただければと思います。

あと以下の様なところにも注意してください(自分は引っかかりましたので)。

追記:2013-06-23 12:10

先ほど、くりゅー御大より、さらなるツッコミが。

というわけでタイムアウトに関しては、コマンドを実行する以上気にする必要があるようです。

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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