FreeNAS Storage Operating System | Open Source – FreeNAS – Open Source Storage Operating System /
http://www.freenas.org/
自宅のPCなどをNAS化するソフトウェア、FreeNASがメジャーアップデートしました。
メジャーアップデートだけあって色々と機能が詰め込まれているようです。
主な新機能
- Container対応
- VM対応
- 画面がGrafiteに
- ベースのFreeBSDが11に
- タスク管理がカレンダー単位になった
などでしょうか。
migrationしなかったところ
私はFreeNAS 9.10.2-U2からmigrationしましたが、以下の点がmigrationできませんでした。
- Volumeが引き継がれなかった
- VolumeのShareが引き継がれなかった
- Serviceの設定内容が一部引き継がれなかった
最初、Volumeが引き継がれなかったのにはちょっとビビりました。
対応策
というわけで一旦、Bootを9.10などの前バージョンに戻し、CLIにて以下のようにVolumeをExportしておきます。
zpool status zpool export -f
で、FreeNAS 10にアップデートしたら、再度CLIで以下のようにしてimportします。
zpool status zpool import -f
これでFreeNAS 10未満で作成したZFSボリュームが引き継げるはずです。
VolumeのShareについては、「Storage」-「ボリューム名」-「import shares」を実行すれば、引き継げるようなのですが、自分の環境だと引き継げませんでした。このあたりの事情が分かる方がいれば教えてください。
Serviceについても同様でしたので、アップデート前に設定内容をメモるぐらいしか思いつきません。
DockerなどのContainer対応ですが、こちらについても対応環境が特殊らしいのですが、以下のようなメッセージが出力されてうちでは起動までこぎつけることが出来ませんでした。
Task #723 error: Cannot start VM docker_host_0 – only BHYVELOAD is supported for VT-x without unrestricted guest feature.
このあたりは報告しても対応してもらえるのかなぁと。
2017/03/19:追記
幾つかのフラグを確認すれば良いとわかりました。
[root@freenas] ~# sysctl -a | grep unrestricted_guest hw.vmm.vmx.cap.unrestricted_guest: 0 <== これが1である必要
[root@freenas] ~# cat /var/run/dmesg.boot | grep VT-x VT-x: PAT,HLT,MTF,PAUSE,EPT,VPID <== これにUGフラグが必要
タスク管理については、以前のように起動時のみなどの設定ができなくなったのは、ちょっと残念かなぁと。CLIにはTASKとか用意されているんですが、submitがいまいち出来ない・・・など手落ち感があります。
とはいえ、色々と変わっているところはあるので、これからに期待でしょうか。
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> > only BHYVELOAD is supported for VT-x without unrestricted guest feature.
>
> とあるのでCPUがWestmere以上でないと動かないでしょうね
ありがとうございます。イマイチ前提条件を調べきれなかったので助かります。
その後に幾つかフラグを確認すればよいと分かったので、追記しようかと思います。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
> only BHYVELOAD is supported for VT-x without unrestricted guest feature.
とあるのでCPUがWestmere以上でないと動かないでしょうね