[DNS] PowerDNS recursor 4.0.3でSystemdファイルが配置されない。

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PowerDNS recursorを自宅環境に導入しているのですが、systemdを有効にした状態だと色々と足りない模様。

2016/12/11:追記

理由が分かった。

というのも以下のconfigureオプションでsystemd環境向けにコンパイルを有効にできます。

$ ./configure --with-systemd --with-systemd-modules-load --enable-systemd

これでコンパイルすると、systemdファイルを作成してくれて配置するはずですが、どうやらファイルの生成だけ行われて実際には配置されない模様。make元にファイルがあるのでそれを手で配置する必要があります。

また、sysconfdirオプションがsystemdファイルに書き込まれていないため、recursor.confファイルを編集しても有効にならない模様。そのため、以下のようにオプションに--config-dirを付けてように変更する必要があります。

# /lib/systemd/system/pdns-recursor.service
[Unit]
Description=PowerDNS Recursor
Documentation=man:pdns_recursor(1) man:rec_control(1)
Documentation=https://doc.powerdns.com
Wants=network-online.target nss-lookup.target
Before=nss-lookup.target
After=network-online.target

[Service]
Type=notify
ExecStart=/usr/local/sbin/pdns_recursor --daemon=no --write-pid=no --disable-syslog --config-dir=/etc/powerdns
Restart=on-failure
StartLimitInterval=0
PrivateTmp=true
PrivateDevices=true
CapabilityBoundingSet=CAP_NET_BIND_SERVICE CAP_SETGID CAP_SETUID CAP_CHOWN CAP_SYS_CHROOT
NoNewPrivileges=true
ProtectSystem=full
ProtectHome=true
RestrictAddressFamilies=AF_UNIX AF_INET AF_INET6
LimitNOFILE=65535

[Install]
WantedBy=multi-user.target

これでrecursor.confを読み込みつつ、systemdを有効にすることが出来ます。

2016/12/11:追記

どうやら --with-systemdオプションは、systemdファイルを設置する場所自体を指定する模様。オプションを外したら、デフォルトの位置にインストールされました。

この記事を書いた人

kometchtech

うつ病を患いながら、IT業界の末席にいるおっさんエンジニア。科学計算をしたことがないのに、HPC分野にお邪魔している。興味のある分野で学習したことをblogにまとめつつ、うつ病の経過症状のメモも置いておく日々。じつはRouterboard User Group JPの中の人でもある。 Amazon欲しいものリスト / Arm板を恵んでくれる人募集中

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