特定ファイルはウイルススキャンの対象外に、MS勧告にベンダーが懸念
Microsoftの勧告に従って特定のファイルやフォルダをスキャン対象から外せば、重大な結果をもたらすこともあり得るとTrend Microは警告する。
元ネタは以下のサイトのようですが、
Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows 2000、Windows XP、または Windows Vista を実行しているコンピューターでウイルス スキャンを行う場合の推奨事項 /
http://support.microsoft.com/kb/822158
確かにウィルス対策ソフトのリアルタイムスキャンによって、該当のファイルをスキャンするとパフォーマンスに影響するのでしょうが、あえて外せと推奨するのは、セキュリティ対策としては下策でしょう。
Microsoftの勧告に従ったとしても現時点で重大な危険があるわけではないが、潜在的には大きな危険をはらんでいるとTrend Microは主張。攻撃側が戦略的に、スキャン対象外に指定されたフォルダの中に悪質なファイルを保存させたり、スキャンされないファイル拡張子を利用する可能性もあるとしている。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/22/news031.html
こうした理由から、特定のファイルやフォルダをスキャン対象から外せば、システムの速度が落ちるよりもはるかに重大な結果をもたらすこともあり得るとTrend Microは危惧。どうしてもそうしなければならない理由がない限り、ファイルをスキャン対象から外すことはやめた方がいいとの見解を示している。