Apache Traffic Server
若干時期を逃した感もありますが、自宅環境にApache Traffic Serverを導入したときのメモを残しておこうと思います。
とりあえずは導入編から。
参照したドキュメントは下記のWebサイト。
ただ、Versionが2なのか(この記事での最新版は3.0.1)、所々?なところもあるのですが、とりあえず。
Apache Traffic Server Manual — Apache Traffic Server 10.0.0 documentation
今回導入した環境は以下の通り。
$ cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 6.0 (Final)
手順
1. ファイルをダウンロードするディレクトリへ移動する(ここらへんは好みで)
cd /usr/local/src
2. ファイルのダウンロードを行う(この時点での最新は3.0.1)
wget http://www.apache.org/dyn/closer.cgi/trafficserver/trafficserver-3.0.1.tar.bz2
3.ファイルを解凍する
tar xvfj trafficserver-3.0.1.tar.bz2
4. ディレクトリに移動
cd trafficserver-3.0.1
ここでREADMEを覗くと、以下のような記述があるので、必要なパッケージを導入する。
# Fedora 11,12, 13, 14, 15:
autoconf
automake
libtool
gcc-c++
glibc-devel
openssl-devel
tcl-devel
expat-devel
pcre
libcap-devel
5. configure
、make
、make install
を実行する。configureを実行する際には必要なオプションを指定する(ここではディレクトリを/usr/local/ATS
とした)。
また、makeする際には下記のWebサイトを参考にコンパイルの並列処理を行うように指定する(今回の環境は2coreです)
./configure --prefix=/usr/local/ATS
make -j4
make install
6. 導入は以上。サービスの開始に当たって、設定を行う必要があるのですが、これらについてはその2として、別枠で記事を用意します。
参考にさせていただいたWebサイト

Apache Traffic Server 〜インストールから動作確認まで(CentOS編)
CentOS5.6(i386版)にTraffic Serverを入れてみたので、そちらも念の為にエントリー。 とりあえず、CentOS 5.6のamd64版に入れてみた場合。 こちらはソースからのイン...