普段、ESXiで作成する仮想マシンでLinuxを使用する環境を構築する際は専らCentOSを利用するわけですが、容量を取るフルサイズのISOイメージを保存しておくのは、ストレージの無駄使いになると思い、今回はネットワークインストールを試してみることにしました。
手順
1. CentOSの公式サイトからISOファイルをダウンロードする。
32bitの場合は「CentOS-5.5-i386-netinstall.iso
」、64bitの場合は「CentOS-5.5-x86_64-netinstall.iso
」をダウンロードする。
2. 通常、ESXiで仮想マシンを作成するように、ダウンロードしたISOファイルをマウントしブートする。
3. 「Choose a Language」で「Japanese」選択する。
「Language Unavailable」と表示されるが、構わず「OK」を押下する。
4. 「Keyboard Type」で「jp106」を選択する。
5. 「Install Method」でインストール方法を選択するが、通常は「HTTP」か「FTP」を選択する。今回は「HTTP」を使用する。
6. 「Configure TCP/IP」でネットワーク構成を設定する。IPv4やIPv6を使用するか、DHCPによるIPアドレスの取得か固定IPアドレスを割り振るかなどを決定する。今回はIPv4のみを使用し、または固定IPアドレスを割り振るものとする。
7. 「Manual TCP/IP Configuration」が表示されたら、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバアドレスを設定する。
8. 「HTTP Setup」が表示されたら、接続するHTTPサイトのURL、及びディレクトリパスを入力する。
- HTTP Site Name:
ftp.riken.jp
- CentOS directory:
/Linux/centos/5/os/i386
9. リモートサイトからOSイメージが自動的にダウンロードされ、通常のインストール同様、セットアップ画面が表示されます。ここからは通常のインストール方法と変わりません。
以上で終了です。