といっても公式サイトのドキュメントを読むだけなのですが・・・
Manual Installation — ownCloud Administrators Manual 7.0 documentation /
http://doc.owncloud.org/server/7.0/admin_manual/installation/source_installation.html
さらに今回は更に手を抜いて、公式がパッケージを用意してくれているのでこれで構築します。
確認環境:
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:Ubuntu
Description:Ubuntu 14.04.1 LTS
Release:14.04
Codename:trusty
手順
1. リポジトリを登録する。そしておもむろにインストール。これで必要な諸々のパッケージが導入されます。
wget http://download.opensuse.org/repositories/isv:ownCloud:community/xUbuntu_14.04/Release.key
sudo apt-key add - < Release.key
sudo sh -c "echo 'deb http://download.opensuse.org/repositories/isv:/ownCloud:/community/xUbuntu_14.04/ /' >> /etc/apt/sources.list.d/owncloud.list"
sudo apt-get update
sudo apt-get install owncloud
この際に、MySQLの導入に関して、rootユーザのパスワードおよび作成するデータベース名について聞かれるので、事前に検討した設定値を入力する。
これは後述のowCloudの初回ログイン時に入力する必要があります。
2. SSLを使って通信するようにするため証明書を適用する。
今回はpublicにするつもりがないので、自己証明書(俗にいうオレオレ証明書)を使用します。
外部に向けて公開する予定などがある場合には、ジオトラストなどの公的機関から証明書を購入し、適用するようにしましょう。
sudo mkdir -p /usr/local/ssl
cd /usr/local/ssl
# 証明書を発行するためのCSRを作成する。
sudo openssl req -new -key owncloud_server.key -out owncloud_server.csr
- 秘密鍵と証明書を作成する。有効期間を変更するには
-days
の値を適宜変更する。 - 名前や企業名などの入力を促されるので、変なものを入力しないようにしましょう。
sudo openssl req -in owncloud_server.csr -out owncloud_server.crt -key owncloud_server.key -x509 -days 1827
# 秘密鍵のパスワードを削除する。
sudo cp -p owncloud_server.key owncloud_server.key.bk
sudo openssl rsa -in owncloud_server.key -out owncloud_server.key
sudo chmod 400 owncloud_server.*
sudo chown root:root owncloud_server.*
Apache2にモジュールを読み込ませる
sudo a2ensite default-ssl
sudo a2enmod ssl
sudo service apache2 restart
3. https://<ドメイン>/owncloud/ に接続する。
4. 管理ユーザ名およびパスワード、データディレクトリのパス、およびMySQLのユーザ名、パスワード、DB名、接続先を入力する。
5. 問題なくログイン出来ることを確認する。
6. ユーザ>管理
へと進み、セキュリティ>「常にHTTPSを使用する」
にチェックを入れ、接続の暗号化を強制しておきます。
以上。
問題等あればご指摘ください。